日常生活を過ごしていると嫌いな人と関わらなきゃいけない場面が絶対にある。
仕事なんか特にそうだ。学生時代にもそんな人がいただろう。
嫌いな人がいた時の一番の理想の対処法は関わらないことだ。
ただ、現実はそんな単純にはいかない。何かの組織の中にいる以上は、嫌いな人と遭遇するし、さらにはその人と関わらざるを得ない場合や状況がいっぱいあるんだ。
「うわーマジかよ」
心の中で何度もこう思う。
そんな状況であれば、仕方がない。もう関わるしかない。
そうなったらもう嫌でも関わるしかない。
そうなった時に絶対にやってはいけない心構えは嫌いな人に何かと合わせようとすることだ。心身ともに疲弊して、負のサイクルに陥るだけである。
そこでおすすめの考え方がある。ユーモアを持つという心構えである。
嫌いな人がいた場合、その人をジャガイモだと思うんだ。
ジャ、ジャガイモ?
そう、ジャガイモだ。
ジャガイモは自分に何も害を加えてこないし、喋ってこない。仮にジャガイモが何か喋ったとしても何を言ってるのか分からない。
だけど、自分はそんな何もできないジャガイモを調理することができる。ジャガイモに対して、「どう、調理してやろうか」と思いながら向き合えば何か面白くなってくる。
何か嫌なことを言われたりされたりしても、「この人はジャガイモだしなー」と思えばどうでも良くなるし、その人に対して執着しなくなる。
これはあくまで1つの例だが、嫌いな人と付き合わざるを得ない時はユーモアを持つことが心を楽に保つ良い心構えだと思っている。
他にも、その環境を嫌いな人とどう付き合っていくかのゲームだと思って過ごしても面白い。
例えば、職場の上司が嫌いだったとして、いろんな手法で攻撃したり、時には様子を伺ってみたり、身を引いてみたりすれば、何か攻略法が見えてくるかもしれない。
その敵から逃げるという手段が取れない時は、やり取りの際に色んな攻略法を試してみればいいと思う。今日倒せなくても明日倒せればいいし、たとえ逆に倒されたってゲームなのだから何回でもリトライできる。それで最終的に攻略法を見つけられれば万々歳だ。

こういった馬鹿げたユーモアを持つだけで、気持ちが少し軽やかになったりする。
そして、嫌な出来事はエピソードトークにしてしまおう。なんか嫌なことがあったり、言われた時は、「あ、これエピソードにできるな、ありがとう」と思えるくらいの心構えでいこうか。本当に自分に非があるのなら、反省はしないといけないが。
どんな人であろうと相手は人間である。逆に相手をよく観察してみると気付けないこともあるかもしれない。生態調査だ。嫌いな人というのは心の中では「どうでもいい人」だ。どうでもいい人に対してだからこそできる考え方や行動があるので、それを活かそう。
もしかしたら意外と嫌いじゃない一面が見えてくるかもしれない。
嫌いな人とどうしても関わらなきゃいけない場合は、もう受け入れるしかない。「はい、さようなら」ができるに越したことはないが、それができないならポジティブに、そしてユーモアに変換だ。
嫌いな人と付き合う機会があるということを自分のために最大限活かそう。