歌が上手になりたい人は世の中いっぱいいると思うんだけど、中々上手に歌えない人もいっぱいいる世の中。
普段からよく家の中で1人の時に好きな曲を歌ったりするのだが、やっぱり歌って誰でも上達するものだと思ってる。
家の中で歌うのがもはや日課みたいになっている身としては、歌が上手いのにはセンスと声の特徴の影響ももちろんあるけれど、それ以上に技術や意識が重要だと感じる。歌手の人って当然歌が上手いと思われがちだけど、最初から上手いわけではない。たまに昔の映像とかが残っているアーティストとかを見ると、今と全然レベルが違うって人もいる。スポーツとかと同じで歌も必ず上達するものである。
いくつか大事だなと思うポイントがあるので、記したい。
1.自分が思ってる2倍以上、口を大きく動かす
これは歌に限らずよくあることで、自分がどれくらい動いてるかっていうのは鏡を見ない限り全然分からないもの。普段誰かと話してる時って口自体はあまり動いていない。わざわざ口を動かすことを意識していないからね。何も意識せずに歌うと、基本的には口は動かない。だから、なぜか特定の母音が出やすかったり、出にくかったりする。とにかく口を大きく動かして声を出すと、母音の発音もしやすいし、喉も開くから声も出しやすい。
2.思いつく限りのいろんな声の出し方を試す
1つの母音の出し方にもいろんな音の種類がある、例えば、"あ"の場合は、掠れるような出し方や、息を交えた出し方や、地声で叫ぶ出し方とか、他にも色々ある。わざわざ"あ"と発音する必要もない、"あ"という音に聞こえれば良いのである。いろんな出し方をしていくうちに自分の好きな歌い方や、やりやすい歌い方が見えてくる。
3.歌手の歌い方を真似する
これはかなり効果がある。人によって歌いやすい曲や歌いにくい曲があると思うが、あれは歌手の歌い方に無意識につられているからだ。歌手の歌い方には細かく見ると、1音1音に技術が入っているから、真似して歌い方の参考にするだけで出しやすい音域や声のトーンが分かる。
4.解放感のあるリラックス状態で歌う
意外とあるのが、カラオケだと上手く歌えないということである。あれは音量が大きくて自分の声を捉えられなかったり、普段の歌い方と少し違っていたり、人前であるということだったり、色々な要因があるが、全ての鍵は脱力である。リラックスして自分の世界に入って歌えるかどうかも重要。
5.体の動きを使って声を出しやすくする
動きといっても意味もなく動かすわけではなく、例えば、音程が合うかどうか怪しい高音を出す時に体にグッと力を入れたり、顔の向きを変えたりすると、意外とちゃんと出たりする。歌手の人で、歌うときにずっと真正面を見てる人はほとんどいないだろう。体を使って声を出しているのである。
6.タイミングを決めて、意識して息継ぎをする
これもかなり大事。息継ぎをするタイミングは自由と言えば自由だけど、曲ごとにベストなタイミングはある程度決まっている。息継ぎのタイミングをちゃんと意識して決めておかないと、自然と苦しくなっていき、あたふたした歌い方になってしまう。気持ち良く歌うためには声を出さない息継ぎタイミングの意識でだいぶ変わる。
これらを意識するかしないかだけで、歌の上手さと気持ち良さは天と地の差なので上手に歌いたい人の何かしらの参考になるといいな。
